14ページ目 あなたを育てた事も全て忘れてしまう認知症

あなたは認知症についてどういった
イメージをお持ちでしょうか?

以前は 「ボケ」とか「痴呆」とか
言われていました

昨今 認知症と呼び方が統一されましたが
認知の病気といっても イメージできる人は
少ないのではないでしょうか?

しかし これだけは言えるのが
認知症の症状を遅らせる事が出来る薬は
あるのですが 症状を改善させて治すという
薬は未だ無いのが実情です

毎日接している近親者が
認知症になるなんて誰もが予想していないと
思います
ましてや 自分を育ててくれた両親が
自分の事を認識できなくなる日が来るなんて
想像もつかないのではないでしょうか?

認知症の進行度合いは人によって違い
千差万別と一般的に言われています
また 予防方法もいろいろと研究されていて
急激な環境の変化で進んでしまうとか
○○を食べると改善する
体操や会話をする事が良い
などなど 調べればそれこそいくら
でも方法が出てきます
しかし 決定打とされるものは
未だ存在せず 個人差があるなどと
曖昧な表現をしているものが散見されます

認知症の怖い所は3つあると思っています
1 本人に自覚がない場合が多い
2 進行のスピードは誰にもわからず
  誰に対しても有効な特効薬はない
3 意思の疎通が出来なくなるため
  最後は本人が何を希望しているのかを
  想像するしかないこと

が挙げられます
特に3番は特に重大な問題です

私は 20代で末期がんの叔父さんのお世話と
認知症の祖母のお世話と同時に経験しました

そこで感じたことは
あと数日で亡くなる叔父さんであっても
(投薬でもうろうとする時はありましたが)
意思の疎通は可能でした。
喉に管がついていても 叔父さんは
現役時代ビジネスマンだった事もあり
メールや手書きのメモで私に意思表示を
してくれました。
(水がほしい ○○に連絡をしてほしいなど)

しかしながら 祖母は逆に
体は元気いっぱいでしたが 認知症がすすみ
最後は自分の子供の記憶も完全になくなり
私の事以外は完全に思い出せなくなっていました
(祖母には二人の子供 孫は私含めて3人います)

どちらも大変な病であるには変わりがないのですが
認知症が進行し意思疎通が出来ず
どんどん記憶をなくすことの
こわさは 筆舌しがたいものがあります

求めている事もわからないから想像でお世話し
本人も「生きていても仕方がないから早く迎えが
来てほしい」と言い続ける
会話もできない為 近い親戚もどんどんと
面会にくる回数も少なくなる
自分で自分のことができない
誰に見てもらっているのかもわからない
誰かが会いにきてもわからない

人生最後にそんな悲しい事でないですよね?

そして祖母は最後に老人ホームに入るのですが
私自身も 面会に行く回数が減ってきた時があり
親戚から
「自分のおばあちゃんなんだからもっと
会いに行かないと悲しむ」
などと批判された事がありました

それは現状を知らない人の
きれいごとだと思います
 
子供の頃 大好きだったおばあちゃん
料理が下手で 泊りに行くと近くのマルエツ
(スーパー)に夕食を買いに行った事
夏休みに一人で泊まりに行って二人で散歩をしたこと
厳しい人だったけど 離婚しちゃって一人だったけど
いつも笑顔で迎えてくれた
お花も好きでいつも庭も完璧に手入れされていた
沢山の思い出があります

そんな話もできない
変わり果てたおばあちゃんに
会うのはとてもつらかったのです

私は介護の資格を持っています
(ヘルパー二級(介護職員初任者研修))
介護の仕事をしていた事もあります
認知症の方とも沢山接してきました
それでも 自分のおばあちゃんは違うのです

亡くなる当日まで
記憶が復活する事はありませんでした

今思う事は
元気で意思疎通できる時間はとても素晴らしい事で
貴重なんだという事です

毎日忙しく実家に帰れず 両親に
もう何年もあってないという人も
多いと聞きます

相手はあなたの連絡を待っているかもしれません
親から子供へ連絡するというのは案外
照れくさいものです

でも こういった病もあり
いつ発症するかは誰にもわかりません

1日1日を大切にし
時間を作って会いに行くことは
後で思い返せばよかったと
 きっと思えるはずです

今回は以上です
ではまた

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