18ページ目 20代から「3度の喪主」を経験した私が考える理想の葬儀とは

あなたは「自分の葬儀」について真剣に考えた事がありますか?

親戚や知人の葬儀などに参列された事がある方は
なんとなく想像がつくかと思います。

日常で、葬儀の事なんて
考える機会もない人がほどんどだと思いますし、
その時が来てからでも遅くないと
考えている方も沢山おられると思います。

しかしながら
20代から3度の喪主を経験した私からすれば、
是非とも一度考えたり 家族の方と
話をしておくと良いと思います。

まず 私の経験談を簡単に書きまして
その後 「理想の葬儀」について考察
していきます。

最初の葬儀は実の母でした。
私は結婚式を身内だけで
沖縄で挙げてきました。

挙式後の新婚旅行も兼ねる計画で
沖縄(私も母も初の沖縄!)に決め、
私も嫁の親戚もかしこまったことが
苦手だったので、参列の際の装いも
全員にかりゆし(沖縄のアロハシャツの事です。)
をプレゼントし、みんなでそれを着て
お祝いしてくれました。

無事に式を終えて
私たち夫婦はそこから新婚旅行がスタート
参列していただいた家族は
翌日に飛行機で自宅へ戻りました。

そして 私に一本の連絡が来たのです
「お母さんがトイレで倒れている」
弟からの電話でした。
最初は 式や飛行機の移動で疲れが出た
だけかと思ったのですが、
すぐに事の重大さに気づきました。

意識不明で救急車で病院へ搬送、
危篤の状態が続いているという事でした。

私たちは 旅行もすべてキャンセルし、
すぐに帰りの飛行機を取り直し、
母の入院している病院へ戻りました。

しかし私たちが到着したときには
すでに母は息をひきとっていたのです。

私は頭が混乱しながらも
少しずつ事の重大さに気づいて行きます。

病院からすぐに葬儀屋さん連絡をし、
一旦 自宅へ遺体を搬送してもらい、
そこから 葬儀屋さんと打ち合わせを
する事になります。

そこからはもう言われるがままでした。
通夜 葬儀の段取りから
費用や振る舞いの数やらなんやら
わけもわからずどんどんと決めて
行きました。
当然の事ながら費用はどんどんと
ふくらみ大きな額になりました。
しかし、何もかも初めてづくしなのと
感情も高ぶっている為にそれが
適正価格かどうかなど考えている
余裕がなかったのです。

葬儀は滞りなく行われました。
私自身もキチンと喪主を全うできずに
斎場の方にも沢山 ご迷惑をかけた事を
思い出します。

本当に知識ゼロで行うと、
葬儀屋さんの決められた通りに葬儀が
進みます。
内容などは形式的でオーソドックスな
物だったので 良く言えば
誰にとっても無難で普通の葬儀が出来たといえますが、
故人の考えは全く反映されていませんし
参列していただいた方への連絡なども
十分であったかと言えばそうでありませんでした。

二回目の葬儀は その一か月後でした。
叔父が母の後を追うようにがんで他界しました。
独身で私の祖母にあたる叔父の母も認知症であったため、
私が喪主となりました。

末期がんで通院など付き添いをしていたことや、
緩和ケアで ある程度亡くなる時期が予測できていたため、
費用やどこで行うかどうかなどは準備することができました。
ただ、参列してもらう方などは 末期がんで本人の
判断能力が低下していて意向などを確認できなかった事
もあり、亡くなってしまった後に本人の携帯電話から
数人の知人に連絡を取りお知らせをしました。

また葬儀は、叔父の生前勤めていた会社が協力してくださり、
受け付けや準備などをその社員の方から数名派遣されてきました。
(社内でそういった時の取り決めがあったようです。)

葬儀屋さんは前回と同じ所へお願いをしました。
二回目の喪主と言う事もあり少し慣れはありましたが、
叔父の会社の同僚の方や友人・知人の方と全く面識がなかったため、
その後の連絡などは しっかりとできませんでした。

また、叔父は生前、末期がんであることを
近い親戚と仕事に関わるごく少数の方にしか知らせて
いませんでした。
おそらく 友人に心配をかけてまで
面会に来てほしいなどと考える人ではなかったからです。
その為、私が叔父の死後、自分の判断で友人・知人に連絡を
して参列してもらった事自体も 本人の意向に反していたの
かもしれないと思っています。
もしかしたら ごく少数の親戚で最低限の葬儀を
望んでいたのかもしれません。

そして三度めの葬儀は その10年後の2017年
祖母の葬儀です。

祖母は認知症を患い、老人ホームに入居していました。
最後は老衰でホームのベッドの上で亡くなりました。
祖母の場合は親戚が少なく、周りの知人も高齢で
参列が難しい方も多い為、家族葬を選択しました。

また、事前に葬儀屋さんに一部費用を払い込み、
ある程度希望する葬儀について打ち合わせをしました。
かかる費用なども希望を聞いてもらう事が出来ましたし、
事前に予約ができている安心感はとても大きいものだと
感じました。
気持ちに余裕ある時に打ち合わせが出来るメリットもありますし、
祖母の意向も反映する事ができました。
ただ、事前に決めるデメリットも感じました。
気持ちに余裕がある為、より祖母の理想の葬儀をしてあげようと
いう気持ちから いろいろと費用のかかるオプションを
選択してしまう事
などありました。

簡単ではありますがこれが私の三度の喪主の経験です。

そこから考えるに 
自身の理想的な葬儀を実現するには、
生前の元気な時にエンディング・ノートなどを書いたり、
死後の意向についての希望を示しておく事が
必要だと感じました。
・一般葬が良いのか家族葬が良いのか
・葬儀の費用や規模はどの程度を希望するのか?
・参列してほしい方のリスト

など基本的な事だけは最低でも抑えておいて、
残された方への負担を極力減らす事が
必要ではないでしょうか?

よく、相続やエンディング・ノートなどでは
お金(遺産)の話がメインのように
考えられておりますが
亡くなった直後はすぐに通夜・葬儀がバタバタと
行われることが多いわけですから、
まずはどういった意向があるのかを
示しておくことが良いと思われます。

その際、すぐに葬儀屋さんに相談しにいくのでなく
親戚や家族が集まった時などに、
話をした方が良い
と思われます
(相談しに行くと 葬儀屋さんの理想の葬儀を
提案されて緊張したりしてうまく考えられなかった
経験があります(私の体験談))

人生の最後は必ず訪れます。

その場所が日本であれば
ある程度の決まった形式の中から
行うことになります。

遺族の方に負担をかけたくないと言う
気持ちは誰しもあると思います。

明るくなる話題ではないですが、
決して軽視できることではありません。

これを機会にあなたも近いうちに
家族と葬儀について
話し合ってみてはどうでしょうか?

今回は以上です。
ではまた

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