105ページ目 「インデックス投資」 と「太陽パネル設置」ブームに共通するリスクとは?

最近、どのメディアを見ても
「インデックス投資」の話題で
盛り上がっています。


今後の景気の先行き不安、
先細る景気を予測して、
準備しておこうという人の気持ちを
表しているからでしょうか?


ネットの検索や書籍を見ると、
必ずと言っていいほど、

「初心者はインデックス投資から
始めよう!」

と書いてあります。


インデックス投資とは、
指数連動投資の総称の事で、

例えば、

・日本株式(日経225、日経平均)
・東証株価指数(TOPIX)
・米国株式(ダウ平均株価、S&P500指数、
      ナスダック総合指数)

などがあります。


インデックスはなぜ人気なのでしょうか?


理由は二つ
1過去の実績から資産は安定的
 に増える方法の王道だったから


2オススメしても「長期投資」と言えば、
 オススメ側がリスクを背負うことが
 ない
 (結果が出るのは○○年先)


つまり、投資初心者に
いきなりトリッキーな投資
おすすめすれば、


その投資で損をした人から
袋叩きにあってしまう。
(インデックスすらオススメして
 袋叩きにあった方がいましたが・・・)


だったら、投資入門として、

手間のかからない
「インデックス」を
オススメするのが

リスクの少ない宣伝になり、
多くの人に支持が得られるはずです。


そして定期積立にすれば、
何も考えずに銀行や証券会社は
月々積み立ててもらえる
メリットがあります。


(イデコをオススメする銀行などが

多いのはそのわけです。)

しかし、結局のところで、
頑張って節約をして、
「インデックス」に長期投資しても、
すぐに大金持ちにはなれません。


また、若い人が投資を始めようと
していますが、

今使わずに投資をするという事は
資産を「未来へ先送り」
する事になります。


ただし、未来を作るのは「今の自分」です。


自己投資をする時期でもあります。


限りある収入・予算の中で、
どの程度を投資に回せるか
考えるのは、とても難しい事です。


ネットだと収入の2~3割程度
歌っている所が多いのようです。


現代だと、大学の学費で奨学金を
返している人も多く、
水道光熱費や税金もどんどん
あがっていきます。


年齢・環境・家族構成・収入に
よっても割合は変化するはずです。


ちょっと前に
「ビットコイン」が流行した時や、

最近だと、ワールドカップの
時だけ「サッカー評論家」

になる人などのイメージだと
思います。


知識はあまりないが、
ネットの知識や周りの雰囲気に
影響を受け行動する人が増え、
それがブームを作ります。


マネーリテラシー(お金の教養)
を高めるには時間が必要ですし、

楽に簡単にほったらかしで
良いわけありません。

(投資と定期預金とは
 全く性質の違うもの)


結局のところ、
簡単にインデックスに
飛びついてしまう人は、


定期預金の様にリスクが
低くで月々定額で
見直ししなくていいと
思っています。


自分で銘柄を選んだり、
指数を読んで考えたり、
政治・経済について学んだり、
する事も投資には必要ですし、


最近の投資は、
「インデックスより、○○」
とニュースになれば、
次の流行の投資に
飛びこんでしまうかもしれません。


今回のブームは、
「太陽パネルの設置」
一時期 大流行した時にも
似ている感じがあって、


・絶対に元が取れる
・電気を売れる
・屋根を活用できる
・儲けが出るのは○○年先


などと、魅力ある宣伝により
今の「インデックスブーム」に
似た雰囲気があった事を
思いだします。


つまりは、

「得はしたいが考えたり努力したくない」
「楽してお金をもらいたい」

わけですが、


その気持ちが強いと、
裏に潜むリスクを
見落としてしまう事に
なります。


私は、かれこれ10年以上投資を
続けていますが、
これほどまでに投資ブームになったのは、
久しぶりな気がします。


「お金の話を人前でするなんて」
と、昨日まで怒っていた人が、
嘘のようです。


日々、証券屋さんと
やり取りをするわけですが、

おススメしてくれる商品は、
すべて「営業マン」の
素晴らしいトークで
見事に演出され魅力的に感じます。


正直、それを鵜呑みに、
言われるがまま商品を買って
いたら、今頃資産は、あっという間に
すっからかんになっているはずです。


大事なのは、

インデックス投資に代表される
投資全般に言える事で、


長期・積み立て・分散
大切ですが、


必ず今の投資ブームは
少し経つと一段落をし、
次のブームに移ります。

(インデックス投資と言う話題に
皆 飽きてくるからです。)


その時に、自分でその投資が、
今後の資産形成にとって
有益かどうかを
判断できる力
をつけることが

重要ではないかと思います。


私自身、
恥ずかしながら、
「高金利通貨ブーム」
大きな損失を出した
苦い経験があります。


ただ、その時は
ネットでも周りでも
それが儲かると信じて
疑わなかったのです。


長年やっていると
こんな事もありますし、

数年おきに来るブームに
少し不安になる事があります。

投資は楽しいものですし、
今後、厳しい世の中を生きていくためには
学んでおいて損はない事だと思います。

楽しみながら学び、継続して
投資をしていきたいものですね!

今回は以上です。
ではまた

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