最近、ニュースで話題になっている
「18歳以下の子どもに
一律で10万円給付(所得制限あり)」
について、
近年の疫病の影響で
生活が苦しくなっている
家庭にはありがたい
と意見もある一方で、
その政策に批判的な意見も
あるようです。
ここでは、
その内容や賛否には
触れずに、
「10万円の給付」と
「遺産相続」で
似ている点があると
感じたのでそれを
書いていきます。
まず相続では、人が亡くなると、
その遺産をもらえる権利が
発生する人がいます。
(法廷相続人と言います。)
最近では、介護など一部、
亡くなられた方への手助けが、
相続の配分に影響する法律も
出来ていますが、基本的には、
遺言書がなければ、法律で
割合が決まっています。
たとえ亡くなった時にあなたが
・お金がなく借金をしていても
・生前、家族で一番仲が良くても
・絶縁に近く、全く関係がなくても
そんな事は関係ありません。
そして、亡くなられた方が再婚し
再婚相手とも子供ができ、
前妻の間にも子供がいる場合は
どちらの子供にも相続をする
権利が発生する事になります。
そんな中、
「遺産分割協議」を
(どのように財産を分けるか)
相続人で行っていくわけです。
ここで、10万円の現金給付に
ついて話を戻します。
もし、あなたが今の生活に
ゆとりがあり、現金給付が
必要ないと判断した時は、
受け取りを拒否したり、
一旦受受け取ったうえで、
慈善団体へ寄付する選択肢も
ありますよね?
ただ、それ以外の手段として、
親戚の間で話し合い、
困窮している人へ渡す事だって
できるはずです。
本当に困窮している人へ渡る事が
本来の使い道なわけですから。
しかしながら、それが出来る人が
どれだけいるでしょうか?
権利を主張し、給付は受けたいが、
他の親戚にまで気が回らないのが
実情ではないでしょうか?
また、貧しい親戚がいたとして
「うちは生活にゆとりがあるから」
と言って渡そうとするのも
なんだか気が引けます。
いつも公平で平等な判断が
できている人でも
現金をもらったり、
渡したりというのは、
慎重になりますよね。
(日本人の気質も
あるかもしれません。)
また、親戚間の交流がなく
どういった状況かも
わからないというのも
理由の一つですね。
親戚間でお金の話をするなんて
と思うかもしれませんが、
相続が始まれば、いやおうなしに
やることになるわけです。
「10万円のゆずりあい」も
できない間柄の人たちが、
もっと大きな額の
話し合いをするわけですから、
一筋縄でいくはずない事は、
容易に想像がつきます。
財産なんてないし、
家族みんな仲いいし、
うちには「争族」なんて
絶対に起きないと考えている人も
多いですが、
本当にそうでしょうか?
争いが起きなければ
それが一番良いことですが、
小さな火種から「争族」が
起きた時にも
「被害を最小限にとどめるため」に、
正しい知識と、
(このブログでも頑張って
提供していきますので
読んでくださいね!)
日頃からの親戚間の良好な交流は、
大切だと思われます。
「便りがないのは元気な証拠」
とも言いますが、
意識的に連絡を取って交流する
事も、広い意味で、
「相続対策」の一つなるのでは
ないかと思います。
今年も早いもので
師走に入りました。
年末の過ごし方について
親戚間で連絡を取り合うことも
増えそうですね!
楽しい一年の振り返りの話題の
隙間に、「給付金」や「相続」の
話も取り入れてみては
どうでしょうか?
(さりげない感じで)
きっと、普段仲の良い親戚でも
意外な考えが聞ける良い機会に
なるはずです。
今回は以上です
ではまた
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