89ページ目 投資家と家族信託①

最近、私の周りでも
少しずつ「投資」
興味を持つ人が
増えてきたように感じます。

(積み立てNISAや
 イデコなども含めて)

インターネットが自由に使える今、
先行きの見えない将来に
今だ完全収束せず、
収まらない伝染病。


皆、何か準備をしなくては
という気持ちの焦り
と、

そういう気持ちを
たくみに利用した商売で
儲けようという会社が、

とても増えているように
感じます。


先日も、ユーチューブを
視聴していると

合間に広告が入るのですが、

元手○○万円であっという間に
〇億円なんて宣伝が
やっていました。(笑)


さまざまな広告に共通するのは

・なんの苦労もせず
・スキルもいらない
・一か月でできる

・リスクがない

・みんな成功している

・副業に最適


といった感じです。

冷静に考えると、

コワいですよね!

本当に儲かる話も
あるかもしれませんが、

投資初心者の方は特に、
そういった甘い話には
注意した方が
宜しいかと思います。


詐欺だったり、
怪しい会社は実際に
多く存在します。

彼らは、取りやすい所から
取るのが一番効率が
いいわけで、


泥棒1年生の新人が、
みずほ銀行の貸金庫を
一人で開けにいったりする事は
絶対にありません(笑)


身の丈にあった
成功しやすい所を狙うのです。
(むこうも商売なので、

儲けなくてはなりません。)


私のブログの読者さんには、
そんなに安易によくわからない所へ
お金を払ってしまう人は
いないと信じたいですが・・・


そこで今回は、
「家族信託」について
少し触れようかなと
思っています。


そして、このテーマは、
認知症や相続において、
現段階では非常に有効な
方法の一つ
でありますので、


今後も繰り返しやっていく
事になりそうです。

少しややこしい所もあるので
ゆっくりと、かみ砕いて、
進めていこうかなと
思っています。


まず、今回は
私の以前の相続経験で
特に困った時の話をします。
(家族信託の有効性については
次回に説明します。)


私は主に、
叔父から祖母へ
祖母から私への相続手続きを
行ったわけですが、


手続き自体は、丁寧に
慎重に調べながら書類を集めたり、

市役所や裁判所に
出向いたりすれば
なんとか進める事ができました。


ただ一つ、

叔父が残した証券口座の
売買に問題がでました。(汗)


祖母に相続させるまでは
順調に行ったのですが、

そこで、認知症の進行と
ともに、投資判断も出来なくなり、
処分しようにも売却すら
できなくなりました。


これでは、事実上の
口座凍結状態です。


その当時の担当さんに聞くと、
同じ様に、認知症で資産を
動かせなくなったり、
遺産分割がうまくいかず、
何年も凍結になってしまった
口座があるという事でした。


そして、うちもそうなって
しまいました。(笑)


投資は、常に相場が流動的なので、
定期的に売買する必要があるものも
あります。

銀行預金や定期預金などのように、
ほったらかしというわけには
いかないので、
とても困りました。


結局、どういった対応をしたのかと
いいますと、

証券担当に一年に一回、
投資判断が可能かどうかの
面談をしたり、

私自身を「補佐」として
売買をしても良いか、
の確認をとる書類を作ったりと
四苦八苦しながらなんとか
乗り切りました。


ただそれも、認知症が一気に
進めばできない対応でした。
(初期の段階の為、

 可能でした。)


このようなケースは今後
沢山増えてくると思います。


そして、この話を聞いて、
同じ状況になりそうな方は、
是非「家族信託」についての
知識をつけておいた方が良いかと
思います。

次回は、その内容と仕組みなど
説明しますので、
お楽しみにしてください。
(どこよりも敷居の低い
 相続ブログですので、
 ザックリと理解できると
 思います!)

今回は以上です。

ではまた

コメント

タイトルとURLをコピーしました