私の祖母は、
有料老人ホームに入所しました。
最初は3泊4日の体験入所を経て
正式に契約をして入所となりました。
その
入所初期に起きた
トラブルについて
今回書いて行きたいと思います。
祖母は入所当時に、
軽度の認知症を患っていました。
軽度とはどの程度かと言いますと、
・自宅の冷蔵庫の賞味期限などが
管理できない。
・たまに自宅に行くと
掃除などをしていない。
(本人は毎日していると言う。)
・お金の管理などができない
(どこにどのくらいあるかなど
わからなくなる)
・着替えない
(おそらく着替えた事を
忘れてしまっているため)
のような感じです。
私や私の嫁の事はわかりますし、
直近で話したことなどは
理解できます。
会話としても問題なく、
コミュニケーションを
取る事ができます。
そして、
このくらいの軽度の認知症は
近い身内以外の方
(近所の方や初対面の方)は
とても気づきにくいことが
特徴だと思います。
軽度の認知症の症状がある事は、
ホームの方に事前に説明していました。
そして、1か月後の
ケアマネさんとの面談で、
生活についての問題点を
二つほど指摘がありました。
まず一つ目は、
「入浴を拒否する」です。
これは予想はしていたのですが、
施設の方も誘導をしてくださるし、
自宅とは違って、
温泉など外のお風呂に来た気分で、
快く入ってくれることを
期待していましたがダメでした。
なんと、
体験入所の3泊4日の間に
一回入ったのみで、
「ほぼ一か月間全く入ってくれない」
とのことでした。
(施設では、週に二回の入浴が
できるようになっています。)
通常、体調不良などで
入浴を見送ることはあっても、
1か月も全く入らない事は
ほとんどないそうです。
もちろん、施設の介護士さんが、
何度も声かけをしてくれたそうですが、
全く動じず、
しつこくすると
暴力をふるってくる
との事でした。
(祖母は女性とは思えないほど
力が強かったのです。)
私からも声かけはしましたが
拒否するときもあれば、
いつも入っていると
訴える事もありました。
(記憶が整理できておらず、
曖昧な答えになっているのかも
しれません。)
次に二つ目は
「着替えない」です。
これも入浴拒否に似ていますが、
とにかく着替えを嫌がったそうです。
人に何かされることが
まず嫌だったのもありますが、
(通常生活していて
誰かに「着替えましょう!」
などと言われることはないので)
着替えについても、
前回いつ着替えたかどうかを
忘れてしまう為に、
介護士さんが声をかけても
毎回、拒否するとのことでした。
この着替えも、入浴と同じように
一か月全く着替えてくれなかったそうです。
同じく私が声をかけても、
全く応じる事もありませんでした。
結局、拒否はその後も続きましたが、
本人が気に入った洋服を
選んでもらったり、
パジャマに着替える習慣を
提案したりとあの手この手で
最終的には心を許して、
入ってくれるようになりました。
このように、
たとえ老人ホームであっても
どんな利用者さんの問題
も全て解決できるわけでは
ありません
施設の利用料金を納めても、
対応できない事もあります。
あなたの家族がもし同じ状況だとしたら
どう対応しますか?
これから先、
ずっと入浴もしないし
着替えもしなければ、
臭いもひどくなり、
他の利用者さんからも
クレームが来ます。
最悪の場合は、
退所しなくていけなかもしれません。
老人ホームは入居した際には
必ず緊急連絡先を
伝える事になります。
そして事あるごとに、
連絡が来るようになっています。
入所し生活していれば
さまざまな事があります。
施設側で全て対応できない
場合もあります。
(その旨は入所案内の約款に
必ず書かれているはずです。)
怪我をしたり、
具合が悪くなったり、
本人からの訴えがあったり、
他の利用者さんと
トラブルをしたり
問題はさまざまです。
老人ホームは共同生活の場であり、
お世話をしてくださる方はプロです。
しかしながら、
最終的な責任や判断は
身元引受の代表の方となります。
(このブログを
読んでいただいている方の
多くは対象になるかもしれません。)
だからこそ、正しい知識や方法を
事前に学んでおく必要がありますし、
多くのケースを知っていれば、
その対応に慌てる事も
少なくなるはずです。
私のブログではこのような
ケースとその対応を
今後も出来るだけ多く
載せていく予定です。
正解は1つではないですが、
必ず参考になると願いながら、
書いています。
お役に立てるブログを目指して
頑張って書いて行きますので、
是非今後も、御覧になってください。
コメント欄も設けていますので、
一言でも書いていただけたら
嬉しいです。
今回は以上です
ではまた
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