91ページ目 投資家と家族信託③


今回は、
「投資家と家族信託③」
という事で、


「家族信託」をするメリット
デメリットについてと、

今後、投資を始める
(もしくは始めている)
という方へ


私が考える
「家族信託の有効性」を
伝えたいと思います。


まず、
メリットとして主なものは、

・委託者(頼む人)の
 判断能力の低下(認知症など)
 によっても問題なく
 財産管理を行う事が出来る。


・「成年後見制度」よりも柔軟に
 資産管理を行う事が出来る。
 (株式投資なども続けられる)


・遺産の凍結
 (認知症になったり、本人の死後、
  遺産分割がまとまらないなど)
  を防ぐ事ができる。


があげられます。


反対にデメリットは、

・受託者(頼まれる人)が
 契約に長期間拘束されてしまう。


・遺言作成に比べても手間がかかる。


信頼できる受託者が見つからない。


・まだ新しい制度で
 相談出来る専門家が少ない。


などがあります。


つまり、まとめますと、
財産の管理を、
自身の判断能力が
低下しても続ける事ができ、

その内容や方法も
柔軟に決める事ができます。


また「遺言」と違って、
生前から行う事ができるので、

死後に資産が全て凍結されて
親戚が混乱するという事も
防げます。


しかし、
受託者(頼まれる人)は
財産管理に「長期間拘束」
される事の負担や、

親戚の中に適任者が
見つからないなどの
デメリットもあります。

 
今後、この「家族信託」は、
もっと普及していくことと
思われます。


制度やしくみを理解して
活用する事で、親戚間の
トラブルを未然に防いだり、

相続時の手間を
軽くしたりする事も
できるのではないでしょうか?


そのためにも、知識だけは
身に付けておくと良い

思います。


これを機会に
親戚が集まった時などに、
「家族信託」の制度の
話題など話してみるのも
良いと思います。


最後にオマケとして、

投資家における
「家族信託」の
メリットとしては、


投資を生涯に渡って
継続したいと
考えているなら、
その増やした財産を
今後も引き継いで
運用してもらえる事です。


私の場合だと、
二人の子がいますので、

その頃になったら
適正がある方に(笑)
管理を頼もうと考えています。


子供たちにとっても
資産管理は
良い経験になると
思いますし、
口座の凍結も防げます。


投資を続けていると、
相続時の様に、
運用資産を全部お金に
戻す事は難しく、
損が出る場合も多くあると
感じます。
(為替が影響する
 ものなどは特に)


なので、私としては、
子やその「家族信託」の
受託者が投資に
興味があるなら、

やってもらいたいなとの
考えを持っています。


天国までお金は
持って行けませんから(笑)
若い力に任せるのも
いいのではないしょうか?

今回は以上です

ではまた

コメント

タイトルとURLをコピーしました