59ページ目 「死後事務委任契約」は「おひとりさま」時代の救世主となるか?

あなたは
自身の「死後の世界」について
想像したことはありますか?

人は亡くなった後、
いったいどこへ行くんでしょうね?

今生きている我々には、
想像する事しかできませんが、

あの世に天国や地獄があるという
考え方や、死んだら無になる
と考え方もあるようです。
また、宗教によってもその捉え方は、
大きく異なります。

空を見上げると、
「亡くなった故人が
 私たちの事をみている」

という考え方も一般的ですね。

実際の事は誰もわかりませんが、
そうあってほしいという願いが
込められているのかもしれません。

辛い別れをして、それを自分の中で
受け入れる為にも、
「あの世で私を待っている」
「いつも空から見てくれている」
と思うようにしているのでは
ないでしょうか?

私自身、親族三人が亡くなった際に
葬儀から納骨式まで執り行いましたが、

骨になったからといっても、
全てが消えてしまった感じはなく
なんとなく、いつも
お墓の周辺にいるような
感じのイメージで、
毎度墓参りに行きます。
(感じ方は人それぞれですので、
私の嫁や子供が同じように
感じているかはわかりませんが・・・)

そもそも、そのように思う事が
出来ないと、墓参りも
命日もなんだか味気ない
事になりますし・・・。

本当はどうだとか、
科学的にはどうだとかは
わからないけれど、
自分も死んでしまったら、
その「次の世界」に行くって
イメージはなんとなく
あります。

それでは、ここから
話を現実に戻します。

人が亡くなってしまうと、
死後の手続きから葬儀、
相続などお金の事から
遺品の整理などやる事が
山のように出てきます。

昨今の日本では、
生涯独身の方も多いですし、
配偶者が他界して自分が
高齢者で独り身だったり、
親族が遠方にいたり、
親族も高齢だったり、

はたまた、親族同士が仲が悪くて
関わりたくないなどいろいろな理由が
あると思います。

そういった方は今回の本題である
「死後事務委任契約」
知っておくことで、
(知っている方も再確認として)
不安が少し和らぐと思いますので、
良い機会ですし、ザックリと理解
していたただけると良いと思います。

今回も私のブログでは、
詳しい内容や費用などは
専門家の方にお任せするとして、
その存在を知ってもらい興味を
持つ事
で、相続などの
不安や悩みを解消するきっかけに
なる事を目的としています。
あなたにとってこの記事が
良い気づきになれば幸いです。

まず始めに、自分の死後、
事務手続きが出来る人が
いない場合

生前に委任契約
(自分に代わりに第三者へ託す契約)
を結んでおきます。
これは、亡くなった直後から
効力
をもたせることが出来ます。

そして、
どんな内容が含まれるかと言いますと、
これは多岐に渡りまして、

・親族・友人・知人への連絡
・葬儀・埋葬・供養に関する事務的な事
・年金の手続き
・未払い代金の支払い
・遺品整理
・行政・各種関係機関の届け出
・メール・SNSアカウントの廃止・解約
・アパートの解約・残りの支払い
などなど

本人の希望する方法などを伝えて、
書面にしておきます。

現代だと特に、SNSやEメール、
ネットの銀行など、パソコン関係での
手続きが必要になる事も多いので、
親戚に得意な人がいなければ、
契約内容に追加して依頼するメリットは
大きいかと思います。

次に、誰に頼むのかと言いますと
原則は
「誰でもOK」です。
この「誰でも」というのは、
親戚ではなくて良いという意味です。
友人や知人で信頼できる人
でも良いのです。

ただ、一般的には、
弁護士、司法書士、行政書士に
依頼する事になります。
書類もきっちりと作成し、
手続きをする内容によっても、
細かく費用が決まっています。
(ネットで検索をすると、
 詳しく項目ごとに費用を
 提示している所も多くあります。)

手続きのプロですから、
正しく希望する手続きを依頼しておけば、
素人が行うよりもスムーズで確実に
作業してくれるはずです。

生前に、打ち合わせをして
方針を決めておけることは
安心感が大きいですよね

ただ、注意する点もあります。
それは、
「認知症」を発症してしまうと
契約する事が出来ない
事です。
(本人の意思を正確に確認できないため)

「就活」という言葉が昨今 
一般的に使われるようになりましたが、
元気で、将来や老後、死後の事を
冷静に考えるうちに
専門家(主に)に依頼するのが
望ましいと思われます。

こういった制度を理解し
知っている事で、
老後、死後の不安が少し
和らぐのではないでしょうか?

ご興味がある方は、
さらに詳しく調べてみる事を
おすすめします。

今後も、相続や就活など、
読むだけで知識が付き、
難しい内容も出来るだけ
カンタンに説明出来るように
お役立ち情報を発信して
行きますので、

宜しければ、
フォローやコメントの方も
お願いします。

今回は以上です。
ではまた。

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