「人生100年時代」が
到来すると言われています。
医療や食生活などが
発達してきた現代では、
正しい知識と行動をとることで、
健康で長く生きる事が
出来るようになってきています。
それはとても喜ばしい事である反面、
「長生きする事によるリスク」は、
本人や本人の親戚にも
大きく影響をすることを
多くの専門家が
取り上げています。
という事で、今回は
「老老老介護も充分にある」
と題して書いていきます。
まず、私のケースでお話ししますと、
祖母の相続を終え、
認知症が進行している状況で、
家族でその後を検討していました。
本人は自宅に居たいという希望が
ありましたが、そのためには、
親戚の助けも必要でした。
周りの親戚と疎遠だった祖母は
手助けしてくれるという方は
ほとんどおらず、
親戚での集まりを開いた時でも
皆 下を向いて
「自分の事で精一杯だから」
という返答で
ほとんど協力は得られませんでした。
結局、最終的には、
私の自宅近くの
「有料老人ホーム」に
入所する事になったのですが、
それが実現できたも、
本人が預金を残していた
からです。
(当時の私は20代で
祖母を手助けするどころか、
自分の生活で精一杯でした。)
とはいえ、
現代言われているように100歳、
今後それ以上生きるとなれば、
その預金は底をついていたはずです。
私の祖母は、93歳で他界し、
それまで、ホームの支払いは、
滞る事なくできていましたが、
今後、仮に、80代で入所して
20年以上もそこで生活するとなると
相当な資産がないと
「老人ホーム」で余生を過ごす
という事が出来なくなるかもしれません。
いやいや、何も費用が高い
「有料老人ホーム」じゃなくたって
もっと安価で入所できる
「特別養護老人ホーム」などが
あるじゃないか!と
思われるかもしれませんが、
長生きするという事は、それだけ
ベッド空きが少なくなることが
予想できますし、
今ですら「入所まで○○年待ち」という
話もどこかしこで聞くので
今後、さらに難しくなるのでは
ないでしょうか?
さらに「おひとりさま」が
今後増えれば、自宅で介護を
してくれる親戚自体が少なくなる
わけで、施設に頼る方は、
増えるのではないでしょうか?
介護の人手不足の解消のために
「介護ロボット」なども開発が
進んでいるようですが、
実用化して、人手不足を解消する
までのレベルに達するかどうかは
懐疑的です。
ザックリと計算しても、
80歳で入所し105歳まで過ごす
その25年間
有料老人ホームのおおよその
平均生活費を20万として、
単純に6000万
入居金を仮に500万として
その他の費用や、月の生活費が
入居している間に上昇したとして
約7000万弱かかる事になります。
(夫婦で入所する場合は
その倍ですね)
いくら住んでいた不動産を
売却しても年金を足しても、
定年後に仕事をしたとしても
この金額を残せる人は
相当限られた人に
なってくるでしょう。
(子供に遺すどころじゃ
ない気がします。)
さらに、
夫婦で老人ホームに入っても
どちらかが先に亡くなれば
相続が発生します。
それを進めていくのは
子供たちになるでしょう。
その際は、
とても難しい選択に
なるはずです。
最悪の場合、
ホームでの生活費が
支払えなくなり、
退所を余儀なくされる可能性
だってあるのです。
100年生きるという事は
それだけ生活のコストも
積みあがるという事です。
今、個人が出来る解決策
としては、
1年、1日でも長く
健康寿命を延ばすように
自身の健康には
積極的に投資し、
介護が必要になる日まで、
資金を貯める為に、
勉強を続けていくことでは
ないでしょうか?
その点で言うと、
今の日本の社会は
転職や副業にも
寛容になってきていますし、
やる気さえあれば
収入を増やしたり、
このブログやユーチューブの
ように無料で学ぶ事も
簡単にできます。
定年70年時代も時間の問題です。
まず、70歳まで健康で過ごす事。
そして、のちの30年の過ごし方を
今から逆算してイメージしておく
ことは大切だと思われます。
ネガティブに考えすぎず、
健康やお金の工面さえつけば、
人生がとても長くなるわけですから、
老後の楽しみや挑戦したい事なんかも
今のうちから探しておくと
いいかもしれませんね!
私も今40代ですから、
まだあと60年もあると思うと、
(折り返し地点にも
来ていませんね(笑))
まだまだ時間があり、
元気でいれば
新しい事にチャレンジ
出来ると思っています。
このブログを
読んで下さっている方は、
「相続」という
あまりハッピーではないテーマを
真面目に考えている
先見の目がある方が多いと
思います。
必ず訪れる未来に知識で準備
しておくことはあなたや
あなたの周りの親戚、友人にも
大きなメリットがあります!
少しでも相続に関しても
不安が和らぎ、
前向きに考えられるための
内容を発信していきますので
今後ともよろしくお願いします。
今回は以上です
ではまた
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