8ページ目 エンディング・ノートは有効か?

私が相続の手続きを
やっていた頃には
無かったもので、

最近は世の中に一般的になったものに
「エンディング・ノート」
があります。


エンディング・ノートとは
自分の死に備えて、
残された家族へ
死後にどのようにしてほしいのか
などの希望や

自分の財産を
どのように配分したいか
などの内容を
一冊のノートに記録する事です


このノートを書くという事自体が、
当時は浸透していなかったのですが、

もしも存在していて活用できたのなら
とてもスムーズに手続きや
決め事が出来たのではないかと
少し悔やまれます。


特に財産目録などは
重要性を感じます。

現在では銀行の通帳自体が
無かったり

インターネットで口座を開設して
やり取りしている場合があり
(私自身も複数口座を
 開設し利用していますが)

本人しかわからないIDや
パスワードが多数存在します


現在 銀行や証券会社のネット口座は、
セキュリティ強化のために 
パスワードが何重にもなっていたり

二段階認証やトークン
(使い捨てパスワードを
 生成する機械)
などを使っているため、

第三者が調べる事も
難しくなっています。


また電子マネーや
スマートフォンで申し込んだ
サブスクリプションサービスなど
(月額課金のサービス)

個人のサービス利用は
多岐に渡るため、

定期的に記録を取り
一覧にして管理しておくことは

死後の手続きを行う上で
とても有効でメリットがあり、

残された家族への負担を
大幅に削減
できると
思われます。


遺産分割協議書を作る際にも
どこまでの親族が対象になるか
なども事前に調べて、

簡易的な家系図など
書いておくことも良いかと
思われます。


エンディング・ノート自体は
書店やインターネットで
購入する事も出来ますし、

パソコンが使える方は
エクセルで自分が使いやすい
書式を作っておいて、

それを定期的に見直しながら
更新していくことが
良いのではないでしょうか?
(たまに印刷して紙として
保存しておくと良いです)


また これは余談ですが
エンディングノートは
書く人の人生を表すものです。

最後の記録になるわけですから、
作成した者が故人となって 

実際に近親者が
エンディングノートを
使う日が来た時に、

当人の事を
一番に感じられる
かけがえのない記録」

にもなりえると思います。

絵が得意な方は、
そのノートに挿絵を書いたり

家族に自分の死後、
伝えたい言葉を残したり
することで、

遺族がメッセージを
受け取る事も出来ます


もし 興味がある方は
一歩勇気を出して
書いてみては
どうでしょうか?

今までの人生 これからの人生
そして人生が終わった後の事も
考えることが出来る良い機会に

なると思います


今回は以上です。
ではまた

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