超高齢化社会が進む日本
先の見えない未来に
不安を感じてらっしゃる方も
多いのではないでしょうか?
最近では、人生最大の
大きな買い物である
「不動産」も購入する事なく、
「一生賃貸」で過ごす方が
コスパがいいとの考え方も
あるようです。
ただその一方で、生涯に一度くらい
「気に入った土地」に
不動産を建てたい!といった
考えを持つ人も根強く、
30年以上のローンを組んで
一軒家購入する方は
多くいらっしゃいます。
少し郊外へ出ますと、
(私の住まいなどは
ド田舎の思いっきり郊外です(笑))
素敵なモデルルームが沢山見学できる
「住宅展示場」が沢山あります。
週末になると、若い夫婦や
子供連れの親子がそこに訪れて、
購入の検討をしたり、
実際の雰囲気を感じる為に行くわけです。
(着ぐるみを来た人が
風船を配っていたり、
小さな催しものを
やっていたりします。)
「モデルルーム「ですから、
洗練されたキッチンもあれば、
広いリビングに大型テレビがあったり
浴室、トイレなんかも最新で
とても洗練されていて
わくわくしてしまいます。
そしてお庭は、ウッドデッキがあったり、
きれいな草木や樹木が植えられ、
素晴らしい「一軒家の購入した雰囲気」
を味わう事が出来ます。
そして、話は少し変わりますが、
仮にあなたのご両親が
一軒家に住んでいたとして
休日を使って、
のどかに庭でガーデニングをする
風景を見たら いったい
どんな感情を持つでしょうか?
↑(娘が書いてくれました!)
モデルルームで見た、
キレイに管理された庭を作るために
楽しげにホームセンターに通って
資材を買ってきて 樹木を植えたり、
広い庭の芝生を、青々とゴルフ場のように
毎日毎日コツコツと手入れをしたり・・・
とても微笑ましく、平和で
誰もが憧れる日常の風景だと感じますね!
ただ、その「お家のお庭」にも
相続手続きや家主が他界した場合に、
少し手間がかかったり問題が
発生することがあります。
今回は、そんな所を
体験談を交えてお伝え出来たらと
思っています。
まず、私の母のケースですが、
生前に一軒家を購入して
住宅ローンの支払いながら
正社員として働いていました。
場所は、住宅地の中ですが
田舎で土地も安かったせいか、
ガーデニングするには十分の
庭の広さがありました。
(家自体は小さいです(笑))
母は、庭いじりが好きだったので、
好きなハーブを植えたり、
樹木をホームセンターで買っては
植えて育てていました。
そして、○○の記念などの
樹木などもたくさんあり、
毎年紅葉したり、
実を付けるものなどもあり
楽しそうに毎日を庭で
過ごしていました。
しかしながら、
母は、自宅を建ててから
わずか3年ちょっとで
急死してしまいます。
不動産の相続は、
兄弟三人に権利があるのですが、
(三人兄弟で私は長男)
唯一結婚していた私が住むことが
妥当だという事になり、
急遽 生活が始まります。
ただ、当時は私も20代で
仕事もままならない時期だった事や
相続手続き(母以外にも二人分)に
追われ、庭の手入れなど
全くできない状況でした。
自然のパワーはものすごいもので、
あれよあれよといううちに、
庭は雑草だらけになり、
樹木は伸びっぱなしで
まるでジャングルの様に
なってしまいました。
雑草なんかは頑張って
抜いたりできるのですが、
問題は、「樹木」です。
もう巨木になっているものも
ありましたし、
記念など思い入れがあると、
うかつに切ってしまう事も
できませんでした。
母が大切に育てた樹木と思うと、
それを引き継いで面倒を見たいと
思う反面、
庭作業が好きでないと大変ですし、
「生きているモノ」と思うと
スパっと切って
「はいさよなら」というわけにも
行きません。
また、私の叔父が他界した時にも
数か月間、一軒家を空き家に
したことがあり、
同じような問題が発生しました。
自宅からは1時間以上離れていて
頻繁に通うことはできない場所です。
叔父さんも、庭師を定期的に入れる
ほどガーデニングが好きで、
盆栽やらなんやらたくさん植えられて
いました。
(なぜか部屋に大量のアロエも・・・)
そこもほっておけば、
草木はボーボーになってしまうし、
樹木の管理などは
私にはできませんでした。
(というよりそこまで
手が回らなかったのが実情です。)
誰もいない一軒家で
庭の管理を怠っていると、
防犯的にもよくないので
とても困りました。
(結局、売却までに一度
親戚一同で庭掃除をしました。)
遺品というと、
自宅の中にあるものを
まず先に想像するかもしれませんが、
ある意味、庭の樹木も
遺品に当たると言えます。
管理できるくらい元気なうちは
良いのですが、
どんどん増やして次の世代が
いないとか、
記念樹を植えたがいいが、
その後どうするか考えてないとか
では、のちのち私と同じような
ケースになってしまう
可能性があります。
私の母や叔父のように、
急死したり、闘病で余裕がない場合は
仕方がない事もありますが、
ゆっくりと親族や両親と話が出来る
環境がある方は是非、
庭の草木(特に大きくなる樹木)
については、よく話し合いをして、
管理の方法や、亡くなった後、
処分して良いか またその処分の仕方など、
普段の雑談の中で話題に
出したりしてみるのも
よいかもしれませんね。
庭は家族のやすらぎを与えてくれる場所。
だからこそ、次の世代への引継ぎは
スムーズでわだかまりのないように
したいですよね。
今回は以上です。
ではまた
この記事を気に入っていただけた方は、
是非、フォローしていただけると
投稿の励みになりますので
宜しくお願いします。
コメント