40ページ目 遺骨とは「その人そのもの」という話

先日、生前の母の友人
(現在66歳で現役の
美人看護師さんです。)
にお会いして話をしてきました。

その方も数年前に、
最愛の夫をがんで亡くしました。
(発症してからは
 一年くらいだったそうです。)

そこで最愛の夫の死後、
どのような気持ちでいたのかや、
3年経ってからの心境の変化、
これからの事などを
沢山の話をしてきました。

その中でも、「遺骨の話」
とても共感できる事があったので、
今回の記事にしたいと思います。

人が亡くなると、
まず葬儀屋さんに
連絡する事になります。

亡くなった場所が、
病院や老人ホームなどの施設の場合、
すでに治療(病院)や
生活(老人ホーム)をする事が
出来なくなるわけですから、
すぐにそのベットや部屋を
空け渡す必要が出てきます。
(そのベッドや老人ホームの部屋には
 次に利用する人が待っている為)

遺体は、葬儀屋さんによって
一旦自宅に搬送をされ、
訪問される方が集まれるような
場所を準備し、係の方が、
そこにお線香をあげられる準備して
くださいます。

一番近い身内の方や友人の方には
すぐに連絡しますので、
来れる方は、その日の夜などに
駆け付けてくれる事もあります。

そうして、葬儀屋さんと
打ち合わせをして、
通夜、告別式、火葬場の空き状況
などを確認して次々と
進めていくことになります。
(今は一般的な葬式を取らない方も
 多いようで、それはまた別の記事で
 書きます。)

火葬が終わり、遺骨だけ残り、
「長いおはし」のようなもので
骨壺に入れます。
そしてその後、
遺骨入った骨壺を
大切に持ち帰る事になります。

そこでお墓がすでにある人は
納骨の準備を始めるのですが、
まだ、これから石材店や
建墓する場所を探す場合は、
一旦、遺骨が自宅へ戻ってくる
事になります。
(納骨をしなければならない期限などは
 特にありません。)

私も、今回お会いした
看護師さんの場合も
納骨するお墓がなく、
一時 自宅に置く事になりました。

通常は、仏壇のすぐ近くに
置いたりするのですが、
ここで近親者と
少し遠い身内方とでは
捉え方が変わる感じがします。

よく通夜・葬式に参列出来なった方が、
自宅にお線香などを
上げに来てくれる事や、
お盆やお彼岸などで
家族が集まりますと、
仏壇の前で話をしたり、
亡くなった母の事を話したりします。

そこで、仏壇にお線香を
あげてくれるのですが、
ほとんどの方は、お位牌に向けて
気持ちを込めているように感じました。

ただ、当時まだ若かった私は
その行為に小さな違和感
感じていました。
(法要の事などは中途半端な知識で
行っていたせいかもしれません。)

たしかに、書籍で勉強した知識によると、
魂入れ(魂を宿らせる為の儀式)を
された仏壇・位牌に手を合わせるのが
当たり前のように書かれていますが、

亡くなった母はその、
「戒名が印字された
木製の置物ではなく、
すぐ隣に置かれている

遺骨の方なんだよな」
独りで感じていました。

亡くなって骨になってしまった
遺骨の方が母を感じる事は
誰にも言えずにいました。

そこで、
その生前の母の友人との話の中で、
「遺骨に話しかけたり、
一緒にテレビを見たりしたよ」
と聞いて、
「そうそう
 俺もそういう気持ちだった!!」
当時の記憶がよみがえってきました。

骨壺と話は出来ないのですが、
昔の記憶を回想し、
心で会話してしまうような
感じです。

そして無事にお墓ができて、
納骨式の日に自宅から骨壺を持ち出し、
新しく建てたお墓の中のカロート
(お墓の地下にある
 骨壺を収納する場所)
に入れる際、
とてもさみしい気持ちで
いっぱいでした。

今となっては、
頻繁に墓参りには訪れ、
子供の成長や自分やお嫁に起きた
最近の出来事、
またこのブログを
更新したことなど、
近況を報告しに通っています。

テレビでどんなに毎日 
殺人事件や病気で
亡くなった方の報道を見るよりも、
自分の母一人が亡くなる衝撃は
計り知れない大きさでした。

当時は、この悲しみは一生消えないと
感じしまうほどでしたが、
月日が経つに連れ
死を受け入れる事が
出来てきた気がします。

こういった相続などの
記事を書くことが
出来ている事自体も、
冷静になれている今だから
こそできているのだと思います。

これを読んでいただいている方の中にも
同じような経験をされた方が
いるかもしれません。

この記事を最後まで
読んでいただいた方は、
よろしければ感想や
あなたのエピソードなど
コメント欄に書いていただけると
嬉しいです。

今回は「番外編」のように
なってしまいました。
次回からはまた通常の
「相続メンタルカレッジブログ」
に戻りますので、
なにとぞ今後とも
よろしくお願いします。

今回は以上です
ではまた

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