73ページ目 「ドラえもん」の登場人物にお金を貸したら・・・(債権のお話)

昨今、流行している疫病の
影響もあるようで、
空前の「投資ブーム」
きているようです。


書店やネット上には、
「投資初心者」用の内容物が
あふれ、
・○○ポイントを使って投資出来ます
・在宅で月○○万円稼げる方法
・ユーチューブや電子書籍で
 稼ぐ方法

などなどとても
賑わっています。

投資の「情報」や「窓口」が
多い事は良い事で、
もう以前のように
「限られた人だけ」の
「限られたもの」
では
なくなりました。


しかしながら、「投資」経験の
浅い人がハマるワナで、
準備もあまりせずに、
どこかの窓口やネットの情報に
踊らされて、資産と投資して
少しでも損を
出してしまったりすると、

「もう投資なんてやりたくない!」
と、拒絶反応を持ってしまう人も
少なくないように思います。


ですので、今回は、
投資を最近始めた人向けに、
先日発売された
ソフトバンクグループ株式会社の
「社債」を題材
にして、
その仕組みと内容を
ザックリ解説したいと思います。
(難しい言葉は一切使いませんので
お気軽にご覧ください!)


まず今回の債権は、
「無担保社債(劣後特約付き)」
というもの
(1/31~2/4販売)

条件は
・購入は100万円単位
・期間は7年
・償還日は2029年02月
・利率 2.48%
・格付けBBB+(JCR)


といった感じです。
投資になれないと
なんだか専門用語が多い感じが
しますが大丈夫です。


ほとんどが、簡単な事を
難しい言葉で表現している
だけのものが多いです。


償還・・・債権の期間が終了して、 
お金が帰ってくること

格付け・・・その会社の評価の事で、
債権の価値や利率にも影響する物。
「格付け」をする会社が複数あります。

といった感じです。


そして、
「劣後特約付き」というのが、
今回の一番のポイントになります。

これは、もしも
ソフトバンクグループが7年後に
破綻して(もしくはそれより前に)
借りたお金を全て返せなくなった場合、
返済の優先順位が後回しに
されてしまうという意味です。


端的に言えば、
「お金を返してもらえない
確率が高い債権」

なのです。


その分、利率が高かったりと、
購入者にもメリットがあり、
一概に「怖い」「ヤバイ」
投資とは違います。


銀行預金でも、
メガバンクでも定期預金の金利が、
0.002%の時代に、

2%以上の利率は魅力があり、
ソフトバンクの社債は
毎回人気の債権です。


難しく考えたり、
分析しすぎると逆に怖く
なってしまいますよね?


そういった方は、
「リスク」を
漫画のどらえもんの
メンバーに例えると
わかりやすく納得できるかと
思います。


のび太君の友達の
「スネ夫君」、「ジャイアン」、
「しずかちゃん」に
お金を貸す(債権を買う)として、
そのリスクは、


スネ夫→家がお金持ちで資産を
    潤沢に持っている
    リスクは一番低い

しずか→家ではピアノやバイオリンを
    習う余裕があり、
    本人の性格も真面目な為、
    リスクは中程度

ジャイアン→性格も高圧的で自分本位
      きっちりと○○年後に
      返してくれるかは未知数 
      リスク 中~高


と予測できますよね?
これを、債権にも当てはめて、
発行する会社や
償還(返済)までの期間や
どの程度購入するかを決めると
良いのかなと思います。

スネ夫君やしずかちゃんに
お金を貸す場合より、
ジャイアンに貸す方が、
利息が高くなるわけです(笑)
(ジャイアンファンの方
ごめんなさい)


ただ、利率だけを見るのではなく、
・安定していそうか?
・資産はどのくらいありそうか?
・その企業の業務内容はザックリ
 どんなものか
・他の似たような債権と比べて、
 利率はどうか?

などよく見て選ぶとよいかと
思います。


債権の場合は、
購入したら、途中で売却しない限り、
保有している間に、あまり考える事は
ないので、
(ほったらかしでもOK)
その分、購入前によく考えて
選ばれると良いと思います。
(例外として、その債権の価値が
市場で上がると、売却して利益を
得られる事もあります。)


私自身、今回のソフトバンクも
含めて、さまざまな債権を購入して
きましたが、なんとなく、

身近にある企業などは
(トヨタ、アップル、三菱など)
テレビやネットで
ニュースを見るたびに、
気にしてみたり、

株価はどうなっているのかなと
よく意識するようになったり
とても勉強になりました。


今回の「債権」だけでなく、
投資をするという事は、
嫌でも「経済」についてよく
知るようになってきます。


外貨を持てばその国の事
債権や株を持てば、
その企業や発行体の事など


そうして、どんどんと
知識が付き、
それが楽しくなって習慣になれば
もうすでにあなたは立派な
「投資家」に
なっているはずです(笑)
(私もまだまだ半人前ですが(笑))


投資への入り口は
人それぞれです。
この記事が、
その一歩を踏み出す手助けに
なれたらうれしいなと
思っています。


今回は以上です。
ではまた

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