90ページ目 投資家と家族信託②

今回は、前回からの続きで、
「家族信託」の内容と仕組み
大切なポイントだけを
ピックアップしてご説明したいと
思っています。
(サクっと行きます!)


まず、「信託」(しんたく)とは
信用して託す(お願いする)事です。


普段、生活していて この言葉を
耳にするのは、
「信託銀行」くらいでしょうか?
(私も相続手続きの当時、
 信託銀行さんには、
 大変お世話になりました。)


なんとなく難しいイメージを
持たれていた方もおられると
思いますが、全くそんな事は
ありません。


そしてこの、
信じてお願いする人を、
「家族」の誰かにしよう!

というのが、家族信託の基本
になります。


そんなの当たり前じゃないかと
思われた方も
いるかもしれませんが、
焦らずに聞いてほしいのです。


今後、自分が弱って来て、
誰かの助けが必要に
なってしまったら、

身内の誰かに
助けてもらう事に
なるのですが、


もし、認知症に
なってしまったら、
判断能力がどんどんと低下
してしまいます。

そしてゆくゆくは
自身では判断が出来なくなる
可能性すらがあります。


そうした時に、
何も準備していなければ、

・不動産の売買
・投資資産の運用・売買
・その他お金の管理など

ができなくなりますよね?


でも、元気なうちに、この
「家族信託」を
準備しておく事で、


「誰に」「何を」「どのように」
管理してもらうかを決めておく
事が出来ます。


ザックリ説明しますと、

委託者(頼む人)は、
自分のお金・財産・その他の事を
管理・運用・処分してもらいたい人


受託者(頼まれる人)は、
信託財産の名義を受け持つ人で、
信託財産の管理・運用・処分を担当する人


受益者(権利を持つ人)
信託財産の財産権
(利益など受け取る)を持つ人

の三者から成っていて、

委託者は、自分の考えや方針を
受託者に引き継いでもらい、
財産を管理していくものです。


家族に信頼のおける人がいて、
頼める環境にあれば、
検討してみる価値はあると
思います。


また、その依頼したい人へも
うまく「家族信託」について
説明できる事が大切
ですので、
事前に知識だけでもつけておいて
損はないと思います。


次回は、
「家族信託」の
メリット・デメリット
について
「投資家の私」
(まだ初心者ですが・・・)からの
目線や意見も入れながら
説明したいと思います。


今回は以上です
ではまた

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