24ページ目 「故人の意思を尊重」には限界がある(相続)

あなたは 身内の方の本心を
完全に理解できる自信はありますか?

そして 離れて暮らしていても
何年も会っていなくても
相手が何考えているかどうか
適格に当てられる自信
はありますか?

今回は
「故人の意思を尊重する」には限界がある
というテーマで書いていきます。

私自身今まで三回の相続を経験してきました
(実母→子3人 叔父→祖母 祖母→私)
(詳しくは1ページ目をご覧ください。)

そこで 手続きで関わってきた方に
一番多くかけられた言葉が
「故人の意思を尊重する」と言う言葉です。

故人を偲ぶというは大切な事です。
その存在がこの世になくなってしまうというのは、
残された家族にとってもとても大きな事ですよね。

しかしながら 故人を意思を尊重するというのは、 
対象の人や立場、置かれた環境が変われば
その意味合いも変化してくるのではないと
私は思うのです。

例えば
・○○には財産をやらない 
・残した不動産は○○が管理してほしい
・お墓はいらないから宇宙葬にしたい

などともし仮に言っていたとします。 

その故人の意思を全て叶えるが本当に
正解なのかと考え、答えを出す事が
残された遺族の課題なのではではないでしょうか?

財産をもらえないと分かった親戚は怒り
争いに発展するかもしれませんし、

「せっかく建てた不動産を売らないでほしい」と言われても
遺族には仕事も生活もあり難しい場合も
考えられます。
(状況は月日の流れで変化してしまいます。)

宇宙葬にして墓を作らないくても良いと主張しても
遺族が毎年の墓参りのタイミングで集まり
交流したいと考えていれば
故人の考えと反してお墓を立てる事も
自然な流れであり、理解できます。

つまり 遺言やその他の方法で
故人への意思を示したとしても
その後 受け継いでいく者の都合の方が
優先されるべきなのでないかと感じるのです。

仏具屋さんに行けば、
「故人の意向を考えて」と
個性的なデザインの物を選べば、当然金額は大きくなり
(シンプルで装飾の無い仏壇は安価で購入出来ます。)
葬儀をすれば、故人のイメージを出すと言って
いろいろなオプションが付き高額になる。
(オプションは無数にありこだわれば
費用の上限はキリがないほどに・・・)

葬儀や相続関係で関わる人や企業は
慈善事業ではなくビジネスをしています。

利用者により多くのお金を使ってもらった方が
良いと考えるのは当然の流れです。

私の経験した実例で言えば、

より絵柄の美しい骨壺(火葬された骨が入る壺の事)を
故人が好きだった花の柄にするとか
本位牌(「ほんいはい」と読みます。
仏壇に安置する木製の戒名が書かれてた物)も
故人のイメージに近いものなどこだわれば
金額はとても高額になりました。

知識のない私は、比べられると 
より高価で品質の高いもの方が良く、
見えてしまい つい大金を払ってしまいました。
(特に仏壇の仏様はここでは書けないくらいの
高価な物を購入していまいました。)

販売店の方が悪いのでは決してありません。
知識の無かった私がその当時 納得して購入している
からです。

ただ 今から考えると 事前に知識を付け、
相場を理解していれば 無駄な出費を減らせたと
思える場面はいくらでもあります。

この記事を読んでくださっている方は
30~60代くらいのこれから相続や介護を
迎える方が多いようですが、

これを機会にお休みやお時間のある時などに
仏具やお墓をネットで検索してみたり
介護がこれから始まりそうという方は
老人ホームの種類や介護認定などについて
いろいろな施設を見て回ったり
実際に足を運ぶというのもオススメです。

仏具店などは 少し入るのに緊張するかと
思いますが スタッフの方も不慣れな人への
対応に慣れていますし、
もし 何も買わないのは気が引けるのであれば
定番のお線香でも購入してくると良いでしょう。

「故人の意思を尊重」
素晴らしい言葉ではありますが
あなたと残された遺族の意思も
尊重するバランス感覚が大切
です。

今回は以上です
ではまた

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